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【業界人が暴露する】 並行輸入店でロレックスを買うときのチェックポイント

ホコリ(異物)の混入

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思わぬ落とし穴

これは並行輸入店に限ったことではないのですが、見落としがちなのがダイアルのホコリ。特に黒のダイアルの場合は目立ちます。
店内で気付かなくても、購入後に太陽光の下で見ると案外大きなホコリが混入していたりするので注意が必要です。
ショップによって対応もまちまちですが、万が一購入後にホコリの混入に気付いたとしても、購入時にブレスレットのサイズ調整をしている場合に至っては、まず返品不可能です。
もちろんショップ側で検品はしているものの、検品基準が甘かったり、うっかり見落としていることも十分にあり得ます。

ホコリの除去も可能だが…

ホコリ混入の場合は、それぞれの保証の範囲内で除去可能ですが、2~3週間の期間を要することもあり、また、許容の範囲内だと言われてしまう場合もあります。やはり購入時にしっかり確認しておくべきでしょう。
店員にルーペを借りてチェックし、納得の上購入する事をおすすめします。

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見落としがちな"裏側"の傷

これも検品時に当然チェックする箇所ですが、保管時や商談の際に傷がついてしまうこともあります。
購入後、いざ着用するときに気付いても後の祭り。当然返品は不可能です。
ケースやブレスレットなどの"表側"はもちろんですが、案外"裏側"に傷がついていることが多く、見落としがち。 特に見落としがちなのは、"ラグ"の裏側でしょう。
ラグ裏は、ブレスレットとケースを外す際にバネ棒によって傷つく可能性が高く、作業に慣れていないスタッフが検品した際に傷つくことがままあります。

ブレスレット調整の痕に注意

これも見落としがちですが、マイナスドライバーで調整するタイプのモデルでは、一度ブレスレット調整をした商品を新品として扱っている場合があります。
ブレスレット調整をしているということは、なんらかの"訳"があったことは明らかで、一度誰かの手に渡った可能性まで考えたほうがよさそうです。
これを見極めるのは非常に困難ですが、ブレスレットの側面、各駒のマイナスネジ部分をよくみると、少し変形しているものがこれにあたります。
痕跡が残りにくく、目立たない事から、気付かない方もいるでしょうが、車で言い換えると、新古品や試乗車を新品と偽って売るようなものです。
理由はどうあれ、ショップ側から納得できる説明が無いようであれば、購入を避けるのが賢明です。

ギャランティ(保証書)の日付

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ギャランティの日付を見よう

並行輸入のロレックスは、海外の代理店から輸入業者が購入したもので、基本的にギャランティにはその販売日の日付が記載されています。
回転の悪い商品であれば、なかなか売れず、販売日から2年間有効なロレックスのメーカー保証の残期間が少なくなっている場合があります。
ギャランティの日付から規定の日数が経った場合に、新品から新古品や未使用品に格下げするなどの対応をとる並行店もありますが、2~3年前の日付にも関わらず、新品として販売するお店もあるようですので注意が必要です。

オープンギャランティ

日付が空欄のもの。これは業界ではオープンギャランティと呼ばれるもので、並行輸入店が販売時の日付を記載できます。
これは、並行輸入の仕入れ先として最も多い香港などの代理店が、並行輸入業者に便宜を図ったものであり、厳格な日本の代理店では考えにくいものです。
ルール違反ではあるものの、日本ロレックスのサービスセンターでは現状、ギャランティに記載された日付から2年間の保証を提供しています。

未来日ギャランティ

同様に多くみられるのが、日付が未来日のもの。並行輸入業者に便宜を図りたいものの、オープンギャランティを発行するのを嫌って、1~3ヶ月程度先の日付を記入するものです。
このケースも、現時点ではその日付から2年間の保証が受けられます。

ショップ独自の長期保証

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長期保証は必要?

並行輸入店で、しばしば長期保証をつけているお店が見受けられます。
保証内容はいずれも"自然故障"や"通常使用"で故障した場合のみ。
これは通常に使用している範囲で故障した場合に適応される保証で、例えば落下による傷、破損、ショックによる内部故障などは全て適応外です。
通常に使用していたとしても振動やショックなどの負荷は避けられませんし、例えば3年間時計を"通常使用"した後で"自然故障"したとしても、それは単純にオーバーホール時期か、パーツの摩耗や劣化によって引き起こされたものと判断されてしまいます。
よって、自然故障の保証とは、言い換えれば"初期不良"に該当すると考えていいと思います。
そう考えると、並行輸入店の付加サービスである長期保証は必要はなく、元々ロレックスが付している販売日から2年間のメーカー保証で十分と考えるべきでしょう。

オーバーホールのサービスについて

また、オーバーホールのサービスなどが付随する場合がありますが、これについても冷静な判断が必要です。
まず、オーバーホールのサービスを実施するショップでは、私の知る3店舗共にポリッシュ(新品仕上げ)と交換パーツが別料金だということ。尚、交換パーツの単価も日本ロレックスと並行輸入店では若干単価が違うことがあります。
一方、日本ロレックスのサービスセンターでのオーバーホールでは、同じく交換パーツは別途請求されるものの、通常、同所で3万円強〜するポリッシュ料金が基本工賃に含まれます。
並行輸入店のホームページに『オーバーホール○回分無料で、約○万円分お得』などと記載されている場合がありますが、上記の理由から、単純比較すべきでないと考えます。

値引き

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新品の値引きの難しさ

価格交渉については、全く受け付けていない店舗と、ある程度の値引きが可能な店舗があります。
この"ある程度"ですが、中古やアンティークはまだしも、新品の人気モデルについては大きな値引きは期待出来ません。
これには、並行輸入店の慢性的な薄利多売体質が関係しています。
人気モデルは店舗間での価格競争が激しく、新品スポーツモデルであれば5%程度の粗利益ということも珍しくありません。
また、並行輸入店は海外の代理店から仕入れをするため、販売価格には為替相場が大きく関係してきます。
入荷した時計の仕入れ値を見て、ギリギリの価格にその都度設定しているので、大きな余力が残されていないのです。
100万円以下のモデルについては、数千円〜1万円程度の値引きを引き出せれば御の字と考えましょう。

中古やアンティークは狙い目

一方、中古やアンティークについては、店舗に大きな利益をもたらす稼ぎ頭です。
実際に、2013年製のGMTマスター2(Ref.1166710LN)を50万円で買取し、70万円で販売している店舗があります。2013年製であるため、オーバーホールは不要で、ポリッシュ(新品仕上げ)や、時間調整程度の簡単なメンテナンスで商品として陳列できます。おそらくメンテナンス費用は数千円です。
アンティークに至っては、メンテナンス費用はかかるものの、いずれも一点ものである為、強気の価格設定で、更に大幅な利益が見込めます。
こう考えると、新品よりも中古、アンティークのほうが価格交渉の余地は十分にあります。

中古・アンティークの場合

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まずはコンディションの確認

当然ですが、中古やアンティークは、以前にそれを使用していた人が存在します。
使用中にポリッシュで取りきれない深い傷がつく事もあり、それは今後も消えることはありません。
また、金属製のブレスレットを使用しているものは、"伸び"がネックになることがあります。
これは、ブレスレットの駒同士をつなぐパーツが変形することで起こる現象で、特に古いモデルに顕著です。
特に伸びやすい"巻きブレス"や"リベットブレス"などはコンディションのいいものを探すのが非常に困難です。

メンテナンス状況を確認

必ず確認したいのは、メンテナンス履歴。
買取後、メンテナンスせずにそのまま販売するところもごく一部であるようですが、大抵のお店はメンテナンスを施します。
メンテナンス内容は個体によって異なるため、漏れ無く確認し、可能であればメンテナンス明細を見せてもらうのもいいでしょう。
また、直近のオーバーホールから数年経つようであれば、購入後すぐに、3~5年周期のオーバーホール時期を迎えることになるので、表示価格だけに囚われないようにしたいところです。

リダンの有無

リダンとは、簡単に言うと"文字盤の書き換え"
これをしてしまうと改造扱いとなり、ロレックスのサービスセンターでの修理受付を拒否されてしまいます。
10年ほど前までは、いくつかの悪質なショップがリダンのものをレアモデルと称し、法外な値段で販売していましたが、ここ最近は以前に比べ、あからさまなものは見かけなくなりました。
といっても、本物であるかどうかの判断は並行店がすべきではなく、アンティークモデルを買う場合は、ロレックスのサービスセンターが発行した修理明細があるかどうかが一つの判断材料となるでしょう。
当然、修理明細発行後に施されたリダンは判別が難しく、最後はお店の信用度の問題となってきますが…。

以上、思いつく限りのポイントを挙げてみましたが、不足があれば随時追記します。
なにか質問があればコメント欄からお願いします。
答えられる範囲で答えさせて頂きます。
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